サファリはケニアのマサイマラ、タンザニアのセレンゲティが2大人気ですが、どちらに行くかは難しいところ。
ケニアのマサイマラを訪れる日本人は多く情報も多いですが、タンザニアのセレンゲティはまだあまり情報も多くないです。
ぼくはタンザニアのセレンゲティサファリに行き、人生で一、二を争う最高の経験ができたので今回はそのセレンゲティの何がすごいのか、マサイマラとどう違うのかをシェアします!
おすすめポイント①ライオンキングのモデルとなった景色に圧倒される!
セレンゲティ国立公園はライオンキングのモデルになったとも言われており、あの映画の世界の中に没入したような景色をダイレクトに味わえます!
セレンゲティはマサイ語で「果てしない平原」を意味する言葉です。
セレンゲティ国立公園はその言葉通りの果てしない平原が、まさに果てしなく続きます。
セレンゲティ国立公園の果てしない平原を見つめ風を受けながらサファリカーで走るのは最高です。
誇張抜きに、本当に生きてて良かったなと感じられるくらいの満足感を得ることができました。
ぼくまだ知らなかった地球の姿がここにはありました。
おすすめポイント②世界一周で1番感動した景色「ンゴロンゴロ自然保護区」
ぼくがセレンゲティ国立公園を激推しする最大の理由はこのンゴロンゴロ自然保護区も訪れることができる点です!
なんといってもこのンゴロンゴロの景色がセレンゲティを超えてくるほどの景色なんです!!
ンゴロンゴロとはスワヒリ語で「巨大な穴」を意味し、数百万年前の大噴火とその後の地殻変動によってできた巨大なクレーターに、約2万5000頭の野生動物が生息しています。
そしてこのクレーターの外縁には白い雲がかかり、クレーターの真上は雲一つない青空が広がっていてそのコントラストがため息が出るほど美しく、そこはまさに「地上の楽園」でした。
ぼくは2泊3日のサファリツアーに参加し、2日間がセレンゲティ、最後の1日がンゴロンゴロというスケジュールでした。
セレンゲティの果てしない風景に見慣れてくる頃にンゴロンゴロに移動する形なので景色に飽きが来ませんでした。
世界一周で1番感動したのがこのンゴロンゴロの景色です。
個人的にはこれまでの人生で一番の景色でした。
おすすめポイント③ ストレスの少ない野生動物本来の姿を観察できる
ケニアのマサイマラは車道を逸れてある程度動物に近づくことが許されているようで、動物の周りにサファリカーが集まる光景はマサイマラの特徴ともいえます。
旅中に出会った旅人の中には「マサイマラのサファリに行ったけど、車が多くてあまり大自然の中で生きる動物の姿を感じられなかった」と言っていた人もいました。
しかし、マサイマラはセレンゲティよりもコンパクトな分、動物たちを至近距離でたくさん見られる可能性が高いと言えるかもしれません。
一方、タンザニアのセレンゲティは車道を大きく逸れて動物に近づくのは数秒から数十秒と規制されているようで、ぼくが参加したサファリツアーでもそのルールは守られていました。
ただ、セレンゲティは動物の周りにサファリカーが集まるというのはあまりないので動物にとってはストレスが少ない環境だと言え、人間側にとってもサファリカーが密集することは少ないので自然の中のストレスの少ない野生動物本来の姿を観察できるともいえます。
ぼくはセレンゲティでビッグ5もその他のたくさんの動物たちを至近距離で見ることができたので、マサイマラかセレンゲティどちらがたくさんの動物を観れるかは運とタイミングによるかと思います。
マサイマラとセレンゲティのアクセス
マサイマラは、ナイロビ空港からナイロビ市内まで1時間ほど、ナイロビ市内からマサイマラまでは車で8時間ほどです。
セレンゲティは、ダルエスサラームの空港からアルーシャまでバスで10時間ほど、アルーシャからセレンゲティまでは車で7時間ほどです。
ダルエスサラームからアルーシャまでは2300円のバスが出ています。
アクセスだけでいえばマサイマラの方が良いですが、世界一周者、時間に余裕がある人はぜひセレンゲティまで足を運んでいただきたいです。
ケニアのナイロビからタンザニアのアルーシャまでは距離も近く陸路国境越えの直通バスも出ています。
時間と労力をかけるだけの価値がセレンゲティにはあります。
マサイマラとセレンゲティサファリの金額
金額的にはどちらもほぼ同じで2泊3日のツアーなら9万円が目安になると思います。(2024年11月時点)
ぼくは、当初流石に9万円は払えないなと思い、ケニア市内のナイロビ国立公園の半日ツアーに(1万7000円)参加しとても感動しましたが、他の旅人のサファリの話を聞いてるとやっぱり諦めきれず結局2泊3日のツアーに参加しました。
世界一周者にとって9万円は結構な金額ですが、旅が終わればアフリカに来ることはなかなかないと思いますし、サファリはそれだけのお金を払う価値が十分にあります。
ぼくの世界一周の一番の思い出はここタンザニアのサファリです!!
セレンゲティに至るまでの道は砂ぼこりがすごく、車内にも砂ぼこりが入ってくるのでマスクかスカーフがあると不快感が少しマシになると思います。
望遠鏡を持参している人が多かったですが、ぼくは持っていなかったので、皆が遠くの動物を望遠鏡で観察しているときに少し手持ち無沙汰になりました。
無くても全く問題ないですが、あるとより楽しめそうです。
まとめ
アフリカのサファリは人生で一度あるかないかの超ビッグイベントです。
料金もそれなりにしますが、その料金以上の一生忘れられない経験を得ることができます。
いざライオンキングの世界へ、忘れられない冒険に出ましょう!