ネパールでのトレッキングは、どこの山に登ろうか、パーミットは必要なのか、ガイドを付けないと登れないのか、調べることがたくさんありますよね。
そこで、こちらではぼくが今回実際にトレッキングをした、ポカラのプーンヒルという初心者でも登りやすいのに8000メートル級の山々に囲まれる圧巻の景色を堪能できるルートを紹介します。
プーンヒルトレッキングはガイドを付ける必要がなく、パーミットも1つでいいのもおすすめポイントです(2024年10月時点)。
所要日数・所要時間
所要日数
プーンヒルトレッキングは3泊4日で行く人が多いです。
ぼくも3泊4日で行きました。
所要時間の目安
○1日目 3時間〜4時間
ナヤプル(Nayapul 1070m)~ティケドゥンガ(Tikhedhungga 1577m)
○2日目 7時間
ティケドゥンガ(Tikhedhungga 1577m)~ゴレパニ(Ghorepani 2850m)
○3日目 ゴレパニからプーンヒル往復1時間30分、ゴレパニからタダパ二まで4時間
ゴレパニ~プーンヒル(Poon-Hill 3210m)〜タダパニ(Tadapani 2600m)
ぼくの実際の3日目の行程はガンドルックまででしたが、ゴレパニからガンドルックまではかなり距離がありアップダウンも多く時間がかかってしまい最後は急ぎ足になったので、こちらでは3日目の目的地はタダパニ(Tadapani 2600m)と紹介しています。
3日目の目的地をタダパニにしているトレッカーも多かったですし、プーンヒルの山頂をゆっくりと味わう時間的余裕もできるのでおすすめです。
3日目のルートのもう一つの選択肢として、おすすめしたいのは、ゴレパニからタトパニ(Tatopani 1190m)に下るルートです。
名前は似てますが、タダパニとタトパニは別ルートです。
タトパニは温泉があります。登山の疲れを温泉で癒せるのは良いですよね。
タトパニを3日目の目的地にした人のブログを見ると、タトパニの近くからベニ(Beni)という街までバスで行け、そこでポカラ行きのバスに乗り換えポカラまで帰ることができたようです。
現在のこのルート状況を現地の人に確認した上でこのルートを選ぶのはアリだと思います。
○4日目 3時間30分から4時間
タダパニ(Tadapani 2600m)〜ガンドルックバスパーク~ポカラ市内
ガンドルックバスパークからバスかジープでポカラ市内まで戻ります。
ぼくはバスに乗り400ルピーでポカラのバスパークまで戻りました。
バスはポカラ市内の手前までしか行かないので、そこからin Driveという配車アプリを使ってバイクタクシーでポカラ市内まで戻りました。
1日目 ナヤプル(Nayapul 1070m)~ティケドゥンガ(Tikhedhungga 1577m)
ポカラ市内から登山口にあるチェックポイントへ
ペワ湖沿いのホステルから、in Driveという配車アプリを使ってバイクタクシーでBaglung Bus Parkまで行きます。150ルピー(約170円)でした。
ここのバス停から1時間30分ほどのナヤプルトレッキングスターティングポイント(Nayapul Trekking Starting Point)まで行きます。200ルピーでした。
ナヤプル行きのバスは一定の間隔で出ていると思います。
ぼくは色々あって遅くなり11時ごろ出発のバスに乗りましたが、もっと余裕を持って早めに乗るべきでした。
ここで注意なのですが、目的地であるNayapulをバスで少し過ぎたところにNayaPoolという場所もあるので、バスの添乗員さんか近くに座ってる人に「ナヤプルのトレッキングポイントに行きたい」と伝えてください。
ぼくはNayapoolまで行ってしまい40分ほどロスしてしまいました😭
NayaPoolへ行く現地民もいるので気を付けてください!
↑こちらがNayaPoolです。
ナヤプルトレッキングスターティングポイントで下車したら、足りない分の水や行動食を買い、パーミットのチェックポイントまで20分から30分ほど歩きます。
チェックポイントの少し手前にATMもありました。
チェックポイントへの看板などはないので、地元民などに道を確認しながら向かってください。
橋を渡るとすぐにチェックポイントが見えてきます。
チェックポイントから1日目の目的地ティケドゥンガ
チェックポイントから1日目の目的地ティケドゥンガ(Tikhedhungga)まで向かいます。ぼくはチェックポイントを14時30分に出発しました。
少し迷いそうな道もあるので、不安な時は確認しながら進んでください。
綺麗な小川沿いや木陰などで、休憩しながらゆっくり行きましょう。
宿を予約する必要はありませんが、山は電波が弱く現地で調べるのが難しいので事前に泊まりたい宿の目処をつけておくのも良いと思います。
17時過ぎにティケドゥンガに到着しました。
チェックポイントからティケドゥンガ(Tikhedhungga)まで3時間ほどでした。
夕食は人気メニューをとりあえず頼んだのですが、この玉ねぎのフライが来ました。
少し量が少なめでした。
翌朝、ベジカレーを頼むと量が結構あり、その後も米系のメニューを頼むと米の量が多かったり、おかわりがあったりしたので、たくさん食べたい人は米系のメニューを頼むと良いかもしれません。
2日目 ティケドゥンガ(Tikhedhungga 1577m)~ゴレパニ(Ghorepani 2850m)
計4日の中で1番きついのがこの2日目です。
2日目の目的地のゴレパニからは8000mの山々が見渡せるので、それを目指してがんばりましょう。
地元民のローカルな暮らし・祈り、働く動物の姿、豊かな自然を感じながら登りましょう。
道中何度も目にする青、白、赤、緑、黄の五色の旗はタルチョと呼ばれ、旅人に幸運をもたらすそうです。
13時30分にランチを食べました。
道中にはマイナスイオンを感じられる大きな滝もたくさんあるので、休憩しながらゆっくりと。
16時にゴレパニに到着しました。
休憩もしながら、ランチも食べて、所要時間は7時間30分でした。
8000メートル峰の山々を眺めながらディナーをいただきました!
宿に着き、部屋に案内してもらい、1泊1000ルピーだと言われたのですが、「周りの他の宿も同じ値段ですか?」と聞き、他の宿に行こうかという姿勢を見せると、「ディスカウント?じゃあ500ルピーでどう?」と値引きしてもらえたので、宿の値段交渉はありだと思います。
3日目 ゴレパニ~プーンヒル(Poon-Hill 3210m)〜ゴレパニ~タダパニ(Tadapani 2600m)
プーンヒルからの日の出を見るためにこの日は5時過ぎに宿を出ました。
かなり寒いので防寒着は必須です。水分も忘れず持って行きましょう。ナップサックなどでも十分です。
山頂までは暗さに加え、少し道がわかりにくいので、他のトレッカーに付いていくのが良いと思います。
ぼくはひとりで山頂に向かおうとして迷ってしまい、また宿まで戻ることになったので、少し宿付近で他のトレッカーを探すことをお勧めします。
ぼくはひとりで山頂に向かおうとして迷ってしまい、また宿まで戻ることになったので、少し宿付近で他のトレッカーを探すことをお勧めします。
ゴレパニからプーンヒルまでは45分ほどです。
ぼくが頂上に着いた時には既にたくさんのトレッカーが日の出を待っていました。
少し雲がかかっていましたが、プーンヒルから朝日を望むことができ、8000メートル峰の山々に囲まれた山頂の景色を堪能できました。
たくさん人がいる中で、ぼくのような人見知りソロトレッカーは肩身が狭くなって良い位置に行けなかったり、人目を気にしたりするかもしれないので、
日の出から少し頂上で待つというのはアリだと思います。
日の出から35分ほどで頂上はぼくだけになりました。
8000メートルの山々の景色を頂上から独り占めしている気分は本当に最高で、贅沢な時間が過ごせました。
人の目を気にすることなく自撮りも存分にできました!
頂上には1時間30分ほど滞在し、ゴレパニに戻り朝食を頂き少しゆっくりし、9時過ぎに宿を出発しました。
ゴレパニから今日の目的地のタダパニまでは4時間ほどです。
途中には見晴らしの良い場所や大きな滝もあるので、好きな場所で休憩しながら下りましょう。
下りの方が怪我が多いので、気を付けながら行きましょう。
14時半にタダパニに到着しました。
4日目 タダパニ〜ガンドルックバスパーク
タダパニからガンドルックバスパークまでは3時間30分から4時間ほどです。
ガンドルックでは8000mの山々がより近くに見え迫力のある写真を撮ることができます。
ガンドルックから少し下ったところにガンドルックバスパークがあるので、そこでジープか、ポカラ行きのバスで、ポカラまで戻ります。
ガンドルックバスパークからポカラ行きのバスが出ていると知らなかったぼくは、バスパークから歩きで車道を下ってナヤプル(Nayapul)に向かってしまいました。
ジープやトラックの通りも多いのに加え、単調な砂利道の車道が続き、面白くもなく危険なだけなのでここを下るのはおすすめしないです。
バスでガンドルックバスパークから1日目ナヤプル行きのバスに乗った辺り(Baglung Bus Park辺り)まで400ルピーでした。
そこから配車アプリin Driveでレイクサイドの宿まで戻りました。
まとめ
ぼくにとってはこれがはじめての本格的な海外トレッキングだったのですが、ヒマラヤ山脈に住む地元民のリアルな暮らし、生き生きとしたたくさんの動物たちの姿、最高の景色が堪能でき、山頂からの絶景を独り占めまでして、大満足のトレッキングとなりました。
下山してから数日経っても筋肉痛が続いていますが、それ以上にトレッキング旅が素晴らしい経験になったので問題なしです!
ぜひヒマラヤ山脈の壮大な景色をダイレクトに感じに行きましょう!